線状ヒーターの構造的限界
発熱線から局所的に熱を与え、そこから熱伝導で周囲と内部を温める方式です。
- 内部へ熱が届く前に、線の接触部が高温になりやすい
- 必要な総熱量を増やすほど、表面へ局所的な負担がかかる
- 温度センサーが設定温度を示しても、内部の熱状態は同じとは限らない
- 表面温度を上げることと、タイヤ全体を整えることが一致しない
NOT JUST HEATING
GET HOTは、タイヤ表面を高温にするための装置ではありません。 タイヤを構成する表層・中層・下層・内部エアー・サイド部・リム・内圧を一つの熱構造として捉え、 走り出した瞬間に必要なタイヤ状態を設計するためのタイヤウォーマーです。
理由は「均一に温まるから」だけではありません。 タイヤ内部まで必要な熱量を届けながら、表面の局所的な過熱を抑えるには、 熱を一点や一本の線へ集中させず、広い面積から供給する必要があるからです。
発熱線から局所的に熱を与え、そこから熱伝導で周囲と内部を温める方式です。
発熱面全体から熱を供給し、局所的な高温を作らずに必要な総熱量をタイヤへ伝えます。
タイヤ内部まで熱を届けるには、一定以上の総熱量が必要です。 しかし、その熱量を少数の発熱線へ集中させると、内部が温まる前に表面へ過大な熱負荷がかかります。 面状発熱体は、総熱量を広い面積へ分散しながら供給できるため、 表面の過剰加熱を抑えつつ、タイヤ全体へ熱を伝えることができます。
表面温度が同じでも、内部やリム、内圧が異なれば、走り出した瞬間のタイヤ特性は同じではありません。 GET HOTは、タイヤ全体の温度分布と相互作用を開発対象としています。
タイヤのゴムには、柔らかさやしなやかさを保つための軟化剤が含まれています。 一部分へ過剰な熱を加えると、ゴムへ大きな熱負担がかかり、 軟化成分の消失や硬化を促す可能性があります。
タイヤ内部まで熱を届けるために、表面を必要以上に高温化する方法では、 タイヤ全体が整う前に表面へ負担が集中します。
GET HOTは、面状発熱体によって必要な総熱量を広い面積から供給し、 表面の局所過熱を抑えながら内部へ熱を伝えることを目指しています。
ST-Xクラス 日産GT-R NISMO GT3など、 四輪レースの現場でもGET HOTの加熱技術が活用されています。
線状ヒーターでは、熱線に沿って局所的な高温部が生じる場合があります。
サーモグラフィを使い、加熱面全体の温度分布を確認しています。
GET HOTの面状発熱体による広範囲の加熱状態です。
線状ヒーターでは、熱線部分とその周辺で温度差が生じやすくなります。
GET HOTの立ち上がりが速いのは、発熱体を高温にしているからではありません。 広い面積から必要な熱量を効率よく伝えているためです。 評価すべきなのは到達温度の高さではなく、局所過熱を起こさず、 タイヤ表面・裏面・内部エアー・リム・内圧がどのような状態へ整ったかです。
GET HOTでは、設定温度だけではなく、加熱時間、温度分布、タイヤ裏面、 内部エアー、リム、内圧の変化まで確認します。 どれだけ熱くなったかではなく、タイヤ全体がどのように整ったかを測定しています。
設定温度へ到達すると赤色LEDが消灯し、 再加熱時に再び点灯します。
赤色LEDに加え、通電中に緑色LEDが常時点灯。 電源の入れ忘れ防止にも役立ちます。
タイヤウォーマーの実際の温度を目で確認できる、 人気のオプションです。
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