H2O Racing Radiator の特徴


高回転を多用するレーシングエンジンではより高い熱を発生します。
水温が85℃を超えた辺りから次第にパワーが失われてくるために、

効率良い冷却が必要となります。
そのために大型のラジエターが必要となるわけですが、

大容量のラジエターは水の容積が多いため、水温が上昇する時間は若干長いかもしれませんが、その分いったん上昇した温度はなかなか冷えてくれません。水の容量が多ければ多いほど重量もその分増えてしまいます。

H2Oではより薄く広く製作し、走行風が抜けやすく大変放熱性の高い設計となっております。気温35度を超える 猛暑日でも80度以下の水温を保てるキャパシティの広さはH2Oならではの技術力です。

より容量が必要な車種もあります。そんなとき、H2Oでは左の画像のように対処します。
一体型にせず、あえて2層構造にして走行風が通りやすく、放熱面積を増やし、より高い放熱ができるよう工夫されております。

世界GP等でメカニックをしていた経験豊富な技術者が最適なサイズやデザインを決定します。

すべての車種において現車で確認しながら造形していきます。材質は放熱性,耐久性に優れたアルミ材を使用しております。
その芸術的な造形は計算によって流速を割り出した上で最適な形状となります。
モトGPで使用される物もすべてH2Oファクトリーにて一つ一つ丁寧に溶接され、組み上げられていきます。
すべての製品には飛石等からのダメージを軽減させるための
防護ネットが標準装備され、耐久性も格段に向上させております。
また、完成品にはGPと同様にH2O Performanceの文字が誇らしげにペイントされる。

繊細なレーシングエンジンはわずかな差で大きな変化が出てしまいます。
水温/油温管理にてエンジンのコンディションを整えることによって必ず大きなアドバンテージを得ることができるでしょう。